

いつでもどこでも、そして何冊でも、好きな雑誌を楽しめる雑誌読み放題サービス。スマホやタブレットで手軽に読めて、サクッと情報収集ができるのが魅力です。
今や10社を超える雑誌読み放題サービスがありますが、雑誌の品ぞろえ、価格、使い勝手など、すべての面で満足できるサービスは多くはありません。
登録後に「お気に入りの雑誌がなかった」「なんだか思っていたほど良くない」なんてことにならないよう、まず各サービスの特徴を知っておきたいところです。
このページでは、雑誌読み放題サービス「タブホ」の特徴や口コミをまとめています。
タブホの基本情報と特徴
タブホは、月額550円で900誌以上の雑誌を好きなだけ読める、雑誌読み放題サービスです。
提供しているのは株式会社オプティムという大手コンピュータ・ソフトウェア会社で、メジャーな雑誌に加えて、旅行ガイドブックや料理レシピ本、ムックなど、他サービスで取り扱いの少ない雑誌も読むことができます。
月額料金 | 550円(税込) |
取り扱い雑誌 | 900誌・3,000冊以上(ムック、バックナンバーを含む) |
端末台数 | 3台まで(スマホ・タブレット・パソコン) |
端末ダウンロード | 〇 |
おためし | 初回24時間無料 |
独自の強み | 「るるぶ」などの旅行ガイドブックやレシピ本、ムックが充実 マニアックな雑誌に強い 記事検索ができる |
月額550円(税込)で、900誌以上、バックナンバーを含めれば3,000冊以上もの雑誌を楽しめるので、「読める雑誌がもうない」と飽きてしまう心配はありません。
旅行雑誌やガイドブックが充実
タブホの特徴は、旅行雑誌や旅行ガイドブック、マニアックな雑誌が充実していることです。
「るるぶコーナー」や「旅ライフコーナー」が作られているほど旅行ガイドブックの品ぞろえは充実しているので、旅行の予定を立るのが好きならきっと楽しめるでしょう。
ただし、2020年8月から楽天マガジンでも「るるぶ」や「ぴあ」の取り扱いをぐっと増やしたので、旅行ガイドに強いというタブホの優位性は、正直、少し薄らいできました。
純粋な雑誌数や有名誌の取り扱い数はほかの雑誌読み放題サービスに比べると劣りますが、「タブホでしか読めない雑誌がある」ので、合う合わないの判断はしやすいです。

無料おためしが24時間と短い
雑誌読み放題サービスは1か月の無料おためし期間が設定されていることが多いですが、タブホはおためし期間が24時間と短いです。

一定期間使ってみて、ラインナップが好みに合っているか、操作感はどうかを確認できないのは、デメリットと言えるでしょう。
しかし、多くの雑誌読み放題サービスは無料おためし前にメールアドレスや氏名、クレジットカードなどの登録が必須で、おためし期間を過ぎると(解約をしない限り)自動的に課金されるのに対して、タブホは24時間が過ぎるとおためしができなくなるだけです。
「無料おためしのためにいろいろ登録するのは面倒だけど、ちょっとだけ見てみたい」ときに便利で、「うっかり解約し忘れて課金されちゃったら…」という心配もいりません。
Webブラウザ版の無料お試しはできません。
無料おためしをして気に入ったら、Apple社の課金システムを利用した「自動更新購読(1か月継続課金アカウント)」を申し込むことで、有料利用ができます。
逆に言えば、「購入する」をタップしない限り、勝手に課金されることはありません。安心して試してみてくださいね。


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スマホ・タブレット・パソコンのすべてに対応
タブホは、スマホ・タブレット・パソコンに対応しており、さまざまなシチュエーションで、好きなデバイスで雑誌を楽しめます。
自宅のPCを使って大画面で雑誌を読み、リビングのソファでくつろぎながらタブレットで続きを楽しみ、翌日の出勤中にスマホで最後まで読み切るといった使い方ができるのは、雑誌読み放題サービスならではの強みです。
3台まで同時利用が可能なので、家族でそれぞれ好きな雑誌を楽しむこともできます。


4つのおすすめポイント
ここからは「タブホのここがおすすめ!」なポイントを4つ紹介します。
雑誌だけでなくムックが充実している
タブホの強みは、雑誌だけでなく各出版社から出ている「ムック」のラインナップ!


次々に新しい号が出てくる雑誌は、トレンドを重視しているため情報の密度が薄くなりがち。
しかし、ひとつの話題にしぼって情報をまとめたムックなら、「美容」「節約料理」「○○の観光情報」など、実用的で長く使える最新情報を効率よく拾えます。
また、「親子でアウトドア」や「ビギナーズ山歩きサポートBOOK」など、何かを一から体系的に学べるムックは、新しい趣味を始めたいときにぴったりです。
ただし、雑誌やムックは、新しい号が出るたびに古いバックナンバーが削除されていくため、常に読みたい号をチェックできるとは限りません。
なかなか読めないマイナー雑誌が読める
「子供の科学」「経済界」など、ほかの雑誌読み放題サービスではなかなか読めない雑誌でも、タブホなら取り扱っているケースがあります。
マイナーな雑誌を愛読していて、メジャーな雑誌読み放題サービスでの取り扱いがないときは、タブホにあるかどうかをチェックしてみると良いでしょう。
キーワードで記事検索ができる
「アラビア ボウル」で検索すると、アラビアのボウルを紹介しているページにジャンプ
タブホの特徴として見逃せないのが、雑誌名またはキーワードで検索できる検索機能です。
すべての雑誌に対応しているわけではありませんが、キーワードを指定すれば、
- 雑誌のタイトル
- 見出し
- 各記事の中身(本文)
から合致する雑誌を見つけられます。しかも、キーワードに合致する雑誌を教えてくれるだけでなく、そのキーワードについて書かれたページに直接進めるのでストレスがありません。
「○○について書いてあった雑誌はどれだっけ?」「ほかの雑誌では同じ話題をどういうふうに書いてあるの?」といった場面で便利です。


紙の雑誌と同じ感覚でページをめくれる
タブホのアプリ版では、紙の雑誌と同じようにページをめくることができます。
ページの読み込み時間も短く、読みたいと思ったときすぐに雑誌を開けて、ストレスなく雑誌を楽しめるのは大きな強みといって良いでしょう。

惜しい! 残念ポイント
タブホには上のようなおすすめポイントもありますが、以下の残念ポイントもあります。
- 一部の雑誌を除いて最新号は読めない
- バックナンバーにも有効期限があって古い号から読めなくなっていく
- 端末台数が3台までと少なめ
- 検索キーワードによっては精度がいまいち
特に残念なのが、配信速度の遅さです。
他サービスは、紙の雑誌の発売日に最新号を読めるところも少なくありません。しかし、タブホは、ほとんどの雑誌が1号遅れ(最新号が出た後に1つ前の号が配信される仕組み)です。
週刊誌ならともかく、月刊誌だと1ヶ月読むのが遅れてしまいます。

また、上のおすすめポイントで紹介した検索機能ですが、キーワードによってはドンピシャなページにジャンプできて便利なものの、雑誌検索と記事検索を分けられないので、ざっくりとした曖昧キーワードでの検索には不向きです。
例えば、「今度東京に行くから東京のタウン誌で情報収集をしよう」と思って「東京」と検索をしても、「東京」のキーワードが含まれる記事をすべて拾ってしまうので、情報取得が数分待っても終わりません。

楽天マガジンのように「雑誌と説明文で探す」「記事内キーワードで探す」に分けられるようになることを期待したいところです。
どんな雑誌が読めるの?
タブホで読める人気雑誌の一部を、ジャンルごとにまとめてみました。
アウトドア
スポーツ
ファッション
ライフスタイル
家電・デジタル・AV
情報・ビジネス
旅行・レジャー
趣味
車・バイク
食・グルメ
レシピ
※2021年4月調べ
11ジャンルもの雑誌がそろっており、公式では900誌のラインナップと発表されているので、とても充実している印象を受けるのですが、実際に使ってみると、各ジャンルにまんべんなくそろっているわけはないことに気づきます。
具体的には、ニュース系やファッション系の雑誌は少なく、旅行・レジャーや、食・グルメの雑誌とムックが多いです。
dマガジン、楽天マガジン、ブック放題などの大手雑誌読み放題サービスがどこも取り扱っている「週刊ポスト」「週刊朝日」「AERA」といった雑誌は、タブホにはありません。
車やバイク、ガジェット等を含む趣味系のコンテンツは比較的充実しており、どのジャンルもムックの割合が高いのが特徴です。
タブホの口コミ・評判は?
タブホを実際に使っている人たちの口コミ・評判を調べてみました。
まずは客観的な評価として、アプリの評価を見てみましょう。
アプリの評価は★3.5以上
アプリ利用者の評価をApp StoreとGoogle Playでチェックしました。
※ 2020年8月調べ
【APP Storeの評価】
【Google Playの評価】
App Storeでの評価は164件で4.1、Google Playでは366件で3.5を記録しています。レビュー数の多いGoogle Play側はやや数字が落ちていますが、それでもレビューは平均以上です。
タブホの良い口コミ
サービスやアプリについて、好意的な口コミをまとめてみました。
ページめくりが快適
ページめくりがスムーズで、紙感覚でサクサク読めるのは、ほかの雑誌読み放題サービスにはないタブホならではの魅力と言えます。
ページめくりはアプリだけの機能なので、スマホより画面の大きなタブレットがあるとさらに便利かもしれません。
マニアックな雑誌が充実している
マニアックな雑誌の愛読者に刺さっている様子がうかがえます。
タブホの残念な口コミ
タブホアプリの口コミを調べると、サービスに対する不満の声もいくつか見られました。
あらかじめどんな不満があるのかを確認し、「自分にとってネックになるか、ならないか」を判断するとガッカリせずに済みそうです。
最新号が読めない・雑誌が少ない
雑誌の最新号が読めないのは、人によっては大きなデメリットだと言えるでしょう。
また、取り扱い雑誌数は多いものの、メジャー誌が少なく、マイナー誌が充実してるために、「こんなに有名な雑誌なのに扱っていないの?」と落胆することもあるかもしれません。
閲覧履歴がなくて不便
どの雑誌を読んでいて、どの雑誌を読んでないかがわからないのは、意外と不便なものです。暇なときに色々な雑誌を流し読みするタイプの人には向かないかもしれません。
実際に使ってみた感想
ここまでに紹介した強みや残念ポイントのほかに、タブホを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
アプリ版なら雑誌をダウンロードしてオフライン状態で読める
アプリ版では、事前に気になる雑誌をダウンロードしておいて、ネットがつながらない状態でも読むことができます。通信状況が不安定になる旅行中や、外での通信量を節約したいときなどに便利でした。
お気に入り登録があるので好きな雑誌を読み逃す心配がない
新しい号が出るたびにチェックしている雑誌は、お気に入りに登録しておけます。お気に入り登録した雑誌の最新号が出ると通知が届くため、読み忘れる心配もありません。
ダウンロードした本が仮想本棚に並ぶ
デメリット
ダウンロードした雑誌は7日経つと読めなくなる
アプリ版の機能として、一度ダウンロードした雑誌は7日経つと自動で削除されてしまいます。
「ヒマなときに読もう」と思ってダウンロードしておいた雑誌を置いておくと、いつの間にか読めなくなってしまうので面倒でした。
同時利用台数が少ない
雑誌読み放題サービスは、同時に5台以上の端末でサービスを利用できるところが多いですが、タブホは同時に3台までしか使えません。
「持ち歩く用」「リビング用」「寝室用」「お風呂用」「会社に置いておく用」など、場所ごとに端末を使い分けたいガジェットマニアは物足りなく感じてしまいそうです。
最新号の配信が遅い
タブホのデメリットとして、無視できないのが配信の遅さ。他の雑誌読み放題なら発売当日に読めるのに、1週間や1ヶ月待たされるのは大きなストレスです。
即日配信の雑誌読み放題から乗り換えると、配信の遅さがかなり気になるでしょう。
タブホの特徴まとめ
月額550円で900誌以上の雑誌が読み放題のタブホは、こんな人に向きそうです。
- トラベル系のガイドブックや料理関係のムックが好き
- 紙の雑誌に近い感覚で雑誌を読みたい(めくりやすさ重視)
- 雑誌の最新号が発売日に読めなくても気にならない
ただし、雑誌の配信が遅い、閲覧履歴機能がない、有名雑誌の取り扱い数が少ない、といったデメリットもあります。

タブホは人によって合う合わないの差が激しいサービスなので、気になったら、まず24時間の無料おためしを利用してみると良さそうです。
無料おためしは、個人情報の登録も不要で、24時間経過すると自動的に解約されるため、いつの間にか料金が発生してしまう心配もありません。

今回の記事を読んで「タブホは自分には合わなそうだな…」と感じたら、数ある雑誌読み放題サービスの中でも特に人気の「dマガジン」「楽天マガジン」がおすすめです。
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